XserverのMySQLをSSH経由でWorkbenchに接続する
当サイトも使用しているレンタルサーバーXserverですが、MySQLデータベースの中身を確認するには、用意されているPHPMyAdminを使用しますが、少し手間がかかります。
そこで、MySQL Workbenchに接続して、 開発効率を改善しましょう。
Xserverでphpmyadminへの接続手順は
・Xserverにログイン
・インフォパネル(InfoPanel)からサーバーパネル(ServerPanel)を開く
・phpmyadminを開く(ユーザー名・パスワードを入力)
となり、複数のデータベースを開きたい時は、ユーザー名・パスワードを入れ直すなど、かなりの手間となります。
そんな方にオススメなのが、MySQL WorkbenchからXserverのMySQLへ接続です。
では、手順を見ていきましょう
MySQL Workbench をインストール

インストールされていない方は、MySQL Workbench ダウンロードサイトからダウンロードし、インストールを行って下さい。
SSHキーの作成

XserverのサーバーパネルからSSH設定をクリック。
SSH設定

SSH設定を行います。OFFになっていたら、ONにして下さい。
公開鍵認証用鍵ペアの生成

公開鍵認証用鍵ペアの生成を行います。パスフレーズを入力し『確認画面へ進む』をクリック。
パスフレーズは接続時に使用します。

確認画面が表示されるので、『生成する』をクリック。

キーファイルが作成・ダウンロードされます。
MySQL Workbench接続設定

MySQL Workbenchを開き、Database⇨Manage Connectionsの順に開きます。

左下、Newボタンを押し、新規 接続設定を登録します。
①Connection Name:分かりやすいように設定
②Connection Method:「Standard TCP/IP over SSH」を選択
③SSH Hostname:サーバーID.xserver.jp:10022(※1)
④SSH Username:サーバーID
⑤SSH Password:公開鍵認証用鍵ペアの生成時の「パスフレーズ」
⑥SSHKey File:ダウンロードしたキーファイルのパス
⑦MySQL Hostname:MySQLホスト名(※2)
⑧MySQL Server Port:3306(固定)
⑨User name:MySQLのユーザー名(※3)
⑩Password:MySQLのパスワード(※4)
⑪Default Schema:デフォルトのスキーマ
※1 XserverのサーバーID(Xserverインフォパネル・サーバーパネルから確認可能)
※2 Xserverサーバーパネル⇨データベース⇨MySQL設定から確認可能
※3・4 Wordpress開設時に表示されていた、ユーザー名・パスワード
(どうしても分からない場合は、「wp-config.php」ファイルを覗いて下さい)
全てを入力したら、右下の『Test Connection』をクリック。

無事、接続できると、この画面が表示されます。
どこか設定が間違えていると

こちらの画面が表示されます。もう一度、設定を見直して下さい。
私は、ポートの設定などを間違えて、接続できるまでに2~3時間かかってしまったと思います。
落ち着いて設定すれば、難しくありません。
みなさんも、快適にデータベースの中身を確認しましょう。