[Aviutl初心者]カウントダウンタイマーの作り方-レトロタイプ編-

2020年5月23日

ここでは、昔のフィルム風のカウントダウンタイマーの作り方を説明します。

 

まずは背景

この、レトロな感じの背景を自分で作るのは、なかなか難しいと思います。「さつき」さんのAviUtlスクリプト一式をインストールし、『メディアオブジェクトの追加』→『カスタムオブジェクト』を選択し、種類から「セピアノイズ@FIGURE」を選択して下さい。
オブジェクトの長さは5秒にしました。

「ゴミ閾値」「ゴミサイズ」の変更を行っています。
閾値は、値が小さいとゴミが多く表示されます。
サイズは、値が小さいとゴミが大きく表示されます。
ここでは、それぞれ100・167に設定しました。

 

縦横の線と円

十字になるように、黒色で縦線と横線を引き、白色で円を二つ描きます。
これらも、長さは5秒です。

縦線
横線

直線は、図形で四角形を作成し、縦横比を調整して細長くします。

 

数字と針?の部分

数字部分ですが、『メディアオブジェクトの追加』→『テキスト』を追加し、数字を入力し、レトロっぽいフォントを選び、サイズを調整して下さい。色は黒にしました。次に「フィルタ効果の追加」→「シャドー」を追加します。

「シャドー」の設定値は、上から20・20・40.10としました。
これを長さ1秒に変更し、5~1まで5つ作成します。

次に、針?の部分ですが、針が通過すると色が濃くなっています。
作成方法は、『メディアオブジェクトの追加』→『図形』で円を作成します。
サイズは作成する動画の4隅より大きくなるように設定して下さい。
透明度を55に設定します。
「rikky」さんのスクリプト「扇クリッピングR」をインストール後、「アニメーション効果」を追加し、「扇クリッピングR」を選択して下さい。
設定値は、「基準角」が90で、時計の12時のところになります。
「拡張角」は直線移動で0~360とし、1秒間で1周するようにします。

フレームバッファ追加

最後に『メディアオブジェクトの追加』→『フレームバッファ』を追加します。

「フレームバッファ」を使用したことが無い方も多いと思いますが、非常に便利な機能です。ここではLayer8に「フレームバッファ」がありますが、その上(Layer1~7)の画像を1枚の別の画像のように扱うことができます。
フレームバッファに『フィルタ効果の追加』→『ぼかし』と『アニメーション効果』で『震える』を選択します。

設定値は、『ぼかし』の「範囲」を3、『震える』の「振幅」を3、「角度」を0に設定しました。
『ぼかし』については、直線や円、数字など個々に「ぼかし」を設定しても良いですが、フレームバッファに設定すると一回で済みます。

 

まとめ

説明用に小さいサイズの動画を作っているので、各項目の設定値は目安となります。ご自分の画面のサイズに合わせ、調整して下さい。